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50th Anniversary 第1話

世田谷に根ざし、50年の歴を持つ私たちは、八幡山商福会とともに地域の発展を支援しています。八幡山は、交通網の整備や地域整備の方針により、今後も大きな発展が期待できるエリアだと考えられます。現在の情報(2025年9月12日時点)に基づいて、いくつかの視点から八幡山の将来性を見ていきましょう。

京王線の高架化事業

八幡山を含む京王線の笹塚駅から仙川駅間の連続立体交差事業(高架化)が進められています。これにより、25箇所の踏切が除却され、交通渋滞の解消と安全性の向上が図られます。踏切が無くなることで、分断されていた街が一体化し、新たなまちづくりの可能性が広がります。高架下空間の有効活用や、地域住民の移動の利便性向上も期待できます。

-事業の概要-

この高架化計画は、京王線の笹塚駅から仙川駅までの約7.2kmの区間を対象とし、25カ所の踏切が除却されます。これにより、交通渋滞の解消、踏切事故の防止、そして地域が鉄道によって分断されていた状況の改善が期待されています。世田谷区では、これに合わせて鉄道付属街路(側道)の整備も進めています。

- 官民連携-

この事業は東京都が事業主体となり、世田谷区、渋谷区、杉並区と共に実施されています。事業期間は平成25年度(2013年度)から令和12年度(2030年度)までとされており、総事業費は約1,843億円が見込まれています。

- 事業の効果と進捗-

  • 踏切の除却: 井の頭通りをはじめとする25カ所の踏切がなくなることで、交通渋滞が解消され、踏切事故もなくなります。これにより、鉄道と道路双方の安全性が向上し、救急活動なども円滑に行えるようになります。

  • 地域の活性化: 鉄道によって隔てられていた地域が一体化され、都市計画道路の整備が促進されることで、地域の活性化や防災性の向上が期待されています。

  • 利便性の向上: 駅のバリアフリー化が進み、エスカレーターやエレベーターが設置されることで、誰もが快適に駅を利用できるようになります。また、高架下の空間活用により、地域の利便性も向上します。

  • 高架駅: 代田橋駅、明大前駅、下高井戸駅、桜上水駅、上北沢駅、芦花公園駅、千歳烏山駅が高架駅となる予定です。

この事業は、2025年現在も進行中であり、2031年3月の完成を目指して工事が進められています。

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中央道高井戸インター下り入口

現在、中央道高井戸インターには下り線への入口がありませんが、杉並区がNEXCO中日本と協力して整備支援を進めています。これが実現すれば、八幡山からの高速道路アクセスが格段に向上し、山梨方面などへの移動がよりスムーズになります。これは、ビジネスやレジャーにおいて八幡山の利便性を高め、地域への人の流入を促す可能性があります。

-高井戸IC下り入口工事の進捗-

中央自動車道高井戸ICでは、これまで下り線の入口がなく、周辺住民の反対もあり建設が見送られてきました。しかし、騒音や排ガスの影響が改善されたこと、そして高井戸ICに近接する富士見丘小学校の移転が進んだことなどを理由に、杉並区は高井戸IC下り線入口の整備を支援する方針を公表しています。現在旧富士見丘小学校には、富士見丘中学校の改築のため中学校の仮校舎として使用しているため、現状では、NEXCO中日本から具体的な工事計画は発表されていませんが、構想から半世紀を経て開設への転機が訪れている状況です。

- 富士見丘中学校の改築・移転とまちづくり-

富士見丘中学校は、富士見丘小学校と一体的に整備される形で改築工事が進められています。この改築は、2026年2月28日の完了を目指しており、現在工事が進行中です。

この小学校の移転や中学校の改築は、富士見ヶ丘駅周辺のまちづくり全体の一環と位置づけられています。都市計画道路放射第5号線の開通や都立高井戸公園の整備など、周辺地域全体の環境改善や利便性向上を目指した動きの中で、富士見丘中学校の改築も進められています。

- 関連性と今後の見通し-

これらの情報から、高井戸IC下り入口の工事の着手は、たしかに富士見丘中学校の改築・移転、特に「小学校の移転が進んだこと」が後押しとなっていると考えられます。学校がICに近接していたため、移転が環境への影響を考慮する上で重要な要素だったのでしょう。

富士見丘中学校の改築が完了し、周辺の道路整備が進むことで、高井戸IC下り入口の具体的な工事計画が発表される可能性は十分にあります。

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外環道路の開通

東京外かく環状自動車道(外環道)が将来的に全線開通すると、八幡山から都心を通らずに関越道方面や東名高速方面へ直接アクセスできるようになります。これにより、交通の流れが分散され、八幡山周辺の道路混雑が緩和されるとともに、広域アクセスが容易になります。物流の効率化も進み、地域の経済活動にも良い影響を与えるでしょう。

-外環道開通による影響と地域活性化の可能性-

外環道が開通すると、首都圏の交通ネットワークが大きく改善され、特に都心部の慢性的な渋滞緩和が期待されています。これは、都心を通過する必要のない車が直接東西・南北に移動できるようになるためです。

これにより、八幡山周辺地域は次のような効果が考えられます。

- 交通アクセスの向上-

外環道は都心から約15km圏域を環状に結ぶ道路であり、関越道、東北道、常磐道、東名高速など、都心と地方を結ぶ高速道路と接続します。八幡山周辺からこれらの主要な高速道路へのアクセスが向上することで、移動時間が短縮され、利便性が高まります。

-環境改善-

都心を通過する交通量が減少することで、一般道の渋滞が緩和され、それに伴う排気ガスや騒音の低減が期待できます。特に、外環道に並行する環状8号線周辺で発生していた渋滞が軽減されることで、周辺住民の生活環境の改善に貢献する可能性があります。

-生活環境の安全性向上-

環状8号線周辺の生活道路では、高速道路への乗り継ぎのために抜け道として利用する交通が多く、交通事故の発生率が高いという問題がありました。外環道の開通により、これらの抜け道利用が減少すれば、生活道路の安全性が向上すると期待されます。

- 経済活動の活性化-

交通ネットワークの強化は、企業の物流効率化や、新たなビジネスチャンスの創出につながる可能性があります。八幡山周辺の商業施設やサービス業にとっても、広範囲からの来訪者が増えることで、地域経済の活性化が期待できるでしょう。

工事の状況-

外環道(関越道~東名高速間)は、約16kmの区間が未開通で、現在も工事が進行中です。この区間の大半は地下40mより深い大深度地下に建設されており、2020年に発生した陥没事故の影響で一部の工事は停止していましたが、それ以外の工事は進められています。

地中拡幅工事など、技術的に重要な工程も順次開始されており、特に東名JCT周辺のランプ接続工事が進められています。しかし、開通時期については、現在のところ明確な見通しは示されていません。

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​エイトライナー・メトロセブン
構想について

-エイトライナー・メトロセブン構想とは-

エイトライナーとメトロセブンは、東京都心から約10km圏を走る環状鉄道の計画です。メトロセブンは環状7号線(環七)、エイトライナーは環状8号線(環八)の地下を走る予定で、両路線は赤羽駅で接続されます。道路が異なるため名称が分かれていますが、実質的には一つの路線として捉えられており、国土交通省の交通政策審議会答申第198号では「区部周辺部環状公共交通」としてまとめられています。

この構想の目的は、都心を通らずに周辺区間を移動できるようにし、交通の分散と円滑化、既存鉄道の混雑緩和、そして沿線地域の発展を促進することにあります。現在の東京の鉄道網は都心を中心に放射状に伸びているため、郊外間の移動は一度都心まで出て乗り換える必要があり、時間も費用もかかってしまうという課題を解決することが期待されています。

-ルートと接続路線-

メトロセブンは葛西臨海公園から赤羽までの約29kmを結びます。主な接続駅としては、葛西(メトロ東西線)、一之江(都営新宿線)、青砥(京成本線)、亀有(JR常磐線)、六町(つくばエクスプレス)、西新井(東武伊勢崎線)などが挙げられています。

エイトライナーは赤羽から田園調布までの約31kmを結び、さらに羽田空港への延伸構想もあります。主な接続駅には、志村三丁目(都営三田線)、平和台(メトロ有楽町線)、練馬春日町(都営大江戸線)、荻窪(JR中央線)、高井戸(京王井の頭線)、二子玉川(東急田園都市線)、田園調布(東急東横線)などがあります。

両路線を合わせると、総距離は約60kmにもなる壮大な計画です。

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- 災害時のレジリエンス強化-

この構想は、山手線や大江戸線の外側、武蔵野線と南武線の間を埋める環状鉄道として計画されており、これにより東京23区の南部、西部、北部地域の環状方向への移動が格段に便利になります。しかし、その利便性だけでなく、災害発生時における代替経路としての役割も非常に重要視されています。

-多様な交通手段の確保-

既存の鉄道ネットワークでは、事故や大規模災害が発生した場合、特定の路線が寸断されると広範囲にわたる交通麻痺が発生するリスクがあります。メトロセブンとエイトライナーが整備されることで、複数の路線との接続が可能となり、災害時においても、より多くの選択肢を提供し、スムーズな避難経路や物資輸送ルートを確保できると期待されています。

-早期復旧支援と地域間連携-

災害に強い公共交通施設としての整備は、安全性の確保だけでなく、早期の復旧支援ルートとしての活用可能性も高めます。この環状交通網が機能することで、各地域の連携が強化され、災害発生時における救援活動や復旧作業が効率的に進められることも期待されています。

- 計画の現状と課題-

この構想は古くから存在しており、エイトライナーは1986年に大田区、世田谷区、杉並区によって新交通システム計画として発表され、1994年には促進協議会が設立されました。メトロセブンも1994年に促進協議会が設立され、1997年には両促進協議会が連携し、合同で調査を進めています。

交通政策審議会答申第198号(2016年4月)では、「地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資するプロジェクト」として位置づけられたものの、事業性に課題があることも指摘されています。高額な総事業費(約1兆円規模、または2兆円規模という試算も)が課題であり、需要の見極めや中量軌道システムの導入、整備効果の高い区間の優先整備など、多様な整備方法が検討されることが期待されています。答申では、事業計画について関係地方公共団体での十分な検討が求められています。

現在、沿線自治体は、次の答申(2030年頃)に向け、整備方法や需要予測などの調査を継続して行っています。

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エイトライナーにおける八幡山周辺への影響について

八幡山周辺は、エイトライナーの構想ルートの沿線に位置しており、計画の進捗によっては大きな影響を受ける可能性があります。

-エイトライナーのルートと八幡山-

エイトライナーは、環状8号線の地下を走る計画であり、八幡山は環状8号線に沿った地域です。八幡山地区の外形は、西側が環状八号線に沿った1200mの道路に囲まれた形になっています。そのため、エイトライナーの建設が具体化すれば、八幡山駅周辺に新駅が設置される可能性も考えられます。

-地域へのメリット-

エイトライナーが開通することで、八幡山から都心を経由せずに、例えば練馬や田園調布方面へのアクセスが格段に向上します。これにより、通勤・通学の利便性が向上するだけでなく、周辺地域との交流が活発になり、新たな商業施設の誘致や地域の活性化に繋がる可能性があります。また、既存の京王線の混雑緩和にも寄与するかもしれません。

-建設時の影響-

一方で、地下鉄の建設には大規模な工事が伴います。このため、建設期間中は交通規制や騒音、振動などが発生し、周辺住民の生活に一時的な影響を及ぼす可能性も考えられます。

- 今後の展望-

現時点では、エイトライナーは事業性に課題があることが指摘されており、計画の具体的な進展にはまだ時間を要する見込みです。しかし、沿線自治体は、次の交通政策審議会答申に向けて、調査や検討を続けています。八幡山周辺への影響については、今後の計画の具体化とともに、詳細が明らかになっていくでしょう。

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外環道・エイトライナーの開通を視野に入れた50年後の八幡山

-道路網の抜本的改善と南北交通の要衝化-

世田谷区では、長年南北方向の道路整備が東西方向に比べて遅れており、交通の円滑化が課題とされてきました。八幡山を含む烏山地域では、主要な道路整備を通じて、安全で快適な移動、そして災害時に延焼遮断や避難路確保が可能な防災に強い街づくりを目指しています。

50年後には、区画整理事業や都市計画道路の整備が完了し、八幡山周辺の道路網は格段に改善されているでしょう。特に、南北を縦断する新たな道路が開通し、環状八号線や甲州街道といった主要幹線道路へのアクセスも飛躍的に向上していると予想されます。これにより、地域内の移動だけでなく、区内外への車の移動もスムーズになり、八幡山は世田谷区北西部の交通の要衝としての役割を強めているかもしれません。また、電線共同溝の整備も進み、すっきりとした街並みが広がっているでしょう。

-エイトライナー構想の実現と都市圏への接続-

世田谷区の地域公共交通計画では、区内の鉄道網が東西方向に限られていることから、南北方向の公共交通ネットワークを強化するため、「定時性・速達性に優れる鉄道網(エイトライナー構想)の早期実現も必要」と明記されています。

エイトライナーは、環状八号線の下などを通る形で、世田谷区から練馬区を結ぶ地下鉄構想です。もしこの構想が50年後に実現していれば、八幡山駅周辺にエイトライナーの新駅が設置されている可能性が高く、八幡山は画期的な変化を遂げているはずです。

  • 飛躍的なアクセス向上: エイトライナーによって、世田谷区内の南北移動だけでなく、練馬方面やさらにその先の都心部へのアクセスが劇的に向上しているでしょう。これにより、八幡山は都心に近接しながらも、多摩地域や城北エリアへもスムーズに移動できる、独自の交通利便性を持つ街として発展しているかもしれません。

  • 新たな拠点形成: 新駅の設置は、駅周辺の再開発を促し、新たな商業施設や業務施設などが集積する起点となる可能性があります。八幡山がただの住宅地ではなく、商業・業務機能も兼ね備えた、より魅力的な生活拠点へと変貌している未来も想像できます。

- 地域内交通の最適化とMaaSの普及-

エイトライナーの実現によって、基幹的な南北交通が強化される一方で、地域内のきめ細やかな移動手段も進化しているでしょう。

  • MaaS(Mobility as a Service)の定着: 50年後には、MaaSといった新たな移動の概念が完全に定着し、八幡山でもスマートフォン一つで、電車、バス、タクシー、シェアサイクル、自動運転シャトルなど、最適な移動手段をシームレスに利用できるようになっているでしょう。

  • デマンド交通や自動運転バス: 鉄道や基幹バス路線を補完する形で、住民の需要に応じて運行するデマンド交通や、自動運転技術を活用した小型バスなどが普及し、きめ細やかな移動ニーズに応えている可能性があります。これにより、高齢者や交通弱者を含むすべての区民が、より自由に、ストレスなく移動できるユニバーサルデザインの街が実現しているでしょう。

- 環境に配慮した街づくりと移動-

交通インフラの整備と並行して、環境への配慮もより重視されているはずです。

  • 歩行者・自転車優先空間の拡充: 駅から商業施設、公園などへの主要な動線は、より安全で快適な歩行者・自転車専用空間として整備され、「歩いて楽しい魅力づくり」が実現しているでしょう。

  • 緑豊かな街路: 道路沿いには積極的に高木の植栽が行われ、緑豊かな景観が整備されることで、ヒートアイランド現象の緩和や、住民の生活の質の向上にも貢献しているでしょう。

エイトライナーの実現は、八幡山に大きな変革をもたらし、世田谷区における南北交通の課題を解決するだけでなく、多様な交通手段が連携する、より快適で持続可能な都市生活を可能にしていると考えることができます。

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